mmg2525のブログ

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コーチングを何故学びたいのか

私がコーチングに興味を持ったのは、

1つ目は今目の前でクライアント先の方々がトップダウンではなく1人1人主体的に我がごと意識を持って改革に取り組んでもらうにはどうすればよいのだろうと思ったこと。

2つ目は、部下をもつ段階にきて、マネジメントすることに苦手意識があったこと。

3つ目は、私が本当にやりたいことが何なのかを考えた時に、私がやりたいのは「挑戦する人を応援することだ」と気づいたこと。挑戦したい人にどう関わりを持っていくことができるか。私に何ができるのか。私にできることを増やしたいと思ったから。


そしてそれらをもう1つ遡ると、前職の経験を克服したい気持ちが根底にあるように思う。


前職で、2病院の統合を担当した。

新しい病院の診療科を決めて、人員体制を決めて、患者の導線を考えて、職員の役割分担を考えて、ユニフォームを決めて、カーテンを決めて、清掃業者や警備業者を決めて、旧病院から新病院まで信号を停めて入院患者を3分間隔で搬送して、3年かけてプロジェクトを終えた時。ああ、無事に開院した。良かった。という気持ちと同時に、「私は本当にこのクライアントに対してベストを追求できたのだろうか」というわだかまりが残った。


まだ新卒1年目だった時。

「新病院統合に向けて職員のモチベーションが上がらなくて。モチベーションを上げるような、そんな講演みたいなのって、できないのかな?」と、課長から相談を受けた。

何かしたい!と思ったけど、まだ新卒1年目。何のスキルもない。そしてそれは我々の業務領域でもない。ひとまず持ち帰って上司に相談したものの、それはスコープではないし、それを請け負ったところで、実現できるものではないしねえ、という話になり、その相談にはお応えできないままに時は過ぎて行った。

 


3年後に開院した時。

もちろん、無事に開院日は迎えることができたし、入院患者も無事に新病院に搬送することができた。でもその時には、新病院への移転計画に賛同できずに退職という選択をした医師が10人を超えていた。職員のモチベーションが維持できていなかったことが明確だった。

 


「上からの指示だからやれ、ではなくて、ここで働く1人1人が、自らこうしたい!と思って、新病院の開院日を迎えることはできなかったのだろうか。」

「医療の現場で働く方々に、医療業界しか知らないコンサルタントが提供できる価値で本当に十分なのだろうか。医療業界のスペシャリストの方々に対して、第三者だからこそ他病院の事例を提供できるのであり、第三者だからこそ、他業界の事例も紹介することで、さらに役立てるんじゃないか」

私の中にはその2つのモヤモヤがあった。


私には、1つ目のモヤモヤの解決策があの頃にはわからなかった。

2つ目のモヤモヤに対しては、「業界を問わず担当できるコンサルティング会社に転職する」という選択肢が思い浮かんだ。そして私は転職をした。

 


“ここまでこの会社にお世話になっておいて、育ててもらっておいといて、身勝手に退職を選択するのか”

開院後に改革をともに推進してきた推進室長に、退職を伝えた時に言われた言葉だった。

 


おっしゃる通りだと思った。

私は本当に自由に、自分の感情の赴くままに、クライアントと向き合い、

だれからも指図を受けることなく、好きに仕事をやらせてもらっていた。

新卒の1〜3年目なんて、正直何の役にも立たない。なんの知識も経験もない。

それでも私を現場に1人で送る会社の“任せ力”と、そしてそんな私であるにもかかわらず、契約してくれた病院。


室長は、お客さまでありながら、同時に私を心から育ててくれていたのだと思う。

ここまで育ててきたのに、やめるだなんて!恩を仇で返された!という気持ちだったのだろうと思う。

身勝手な決断かもしれない。確かに恵まれすぎた環境にいる。

それは自分自身もわかっていて、内定をもらってからも随分悩んだ。

赤ちゃんの頃の次に泣いている毎日だと思った。

 


裏切りたかった訳じゃない。

大好きな人たちだったからこそ、この人たちのためになら何だってしたいと思ったからこそ、私は3年間全力で走り切った。

そして、大好きすぎるがゆえに、開院日を迎えた時に、この大好きな人たちを担当するコンサルタントは私で良かったのだろうか?と思った。

 


もっと知識も経験もある、ベテランのコンサルタントだったら?

医療業界以外の業界のことも知っていて、優秀な医師の方々でも知らない世界のことを提供できるコンサルタントだったら?

スコープを限定せずに、1人1人の職員に寄り添って、一致団結してモチベーションを高められるコンサルタントだったら?

 


私は目の前の大好きな人たちの力になりたいから、と担当してきたけど、

本当に私で良かったのか?本当にベストを提供できたのか?

 


次に別の案件を担当して、またこの人たちのためなら何だって!と思った時に、

私がその相手にとってベストな価値を提供できない気がして、転職をする選択をした。

 

まずは他の業界を知ること。

医療業界に限らず、現場でその業界一筋で取り組まれている方々に、第三者として関わることができるのだから、コンサルを活用する1つのメリットとして「他社のことを知れる」「他業界のことを知れる」ということは大きいと思った。

 


そして今。いろんな業界を担当して、1つモヤモヤは克服しつつあるものの、

あの日からずっと、私の中で「社員のモチベーションを高めるには」ということがずっと課題感として心に残っていることに気づいた。

 


これを克服したい。

これができれば、もう1つ、目の前の大切な人の役に立てるようになるんじゃないかと思う。

今、私にはこれを克服できるのがコーチングというものなのではないかと思ってる。

 


ここのところ、コーチングというものがずっと気になってる。

5社をピックアップして、それぞれの説明会に参加して、体験会に参加している。しれば知るほど、もっと知りたいと思う。

価格は悩みどころで、110万にはなかなか踏み出せず、安いカリキュラムに目がいきながら、どのスクールがベストなのだろうと考えてる。


資格が欲しいわけではない。学びを得たい。

短期間が嬉しい訳ではない。1日で詰め込まれるよりも、しっかりと体に定着させたい。

 


授業スタイル。スケジュール。日数。教科書。

ちゃんと身につけられそうなもの、という視点で見た時に、coachAがベストなような気がしてきた。でも110万。なかなかな投資額。

 


迷う。でも知りたい。身につけたい。

これを理解することで、3年前からの心の中のモヤモヤが解消されるような気がする。

もう一歩、目の前の相手の役に立てることが増える気がする。

 

さっき体験会を終えたところで、高ぶっている部分も大きい気がする。

一晩寝かせて、明日改めてまっさらな気持ちで、決断しよう。

#コーチン