mmg2525のブログ

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聴くということ

マネジメントとは、良い上司とは、コーチングとは。

そんなことを考えている。

 

2人のタイプの上司がいる。

上司Aは、こちらが話を言い切る前に重ねて持論を展開し、答えのない世の中にも関わらず、「それはちゃう」と真っ向から否定が始まる。自分以外の意見は受け付けない。

一見、悪いようにも見えるが、ちゃんとスタンスを明確にしているのだと言われると、そうとも言える。

 

もう1人の上司Bは、こちらの話を最後まで聞き、その上で色々な可能性を示唆だししてくれ、毎回気づきがある。相手の質問に答えていく中で核心が見えてきたり、新しい視点や気づきを与えてくれる。たった30分の会話でも、とても有意義な時間だったと感じる。何か困った時に、また相談したいと思う。

 

今日、第三者から、あなたは主体的でありながらも自身を客観視できている、との言葉をいただいた。でもこれは、上司Bに定期的に相談し、コメントをいただく中で、自身を客観視することができているのだと思った。

 

そう考えると、上司Bの威力はすごい。

たった30分。月1回。それだけで相手に気づきを与え、成長を促す。

上司と部下との関係として、これは理想的な形だと思う。

 

一方で私自身は上司Aに近く、人の話を聞きながらも頭の中では矛盾点や質問したいことに思考がいき、話は聞きながらも話半分で、それは違うとか、あれはどうなっているんだとか、なぜなのかとか、いろんな思考が頭を巡る。

 

話を聞いているようで、聞いていない。

頭の中は次の話題へと進んでいる。

 

私はこう思う、という明確なスタンスを持つことは、そのこと自体は、重要なことだと思う。

どっちも良いと思う、では物事が前に進まないからだ。

でも、他者と接する時。話を聞く時。

自分の意見を押し付けることなく、相手の考えに耳を傾け、その考えをより理解しようと興味を持ち、理解を深め、できるだけお互いの視線を合わせて、意見交換をすることが、あるべきマネジメントの姿であり、聴くということなのだろうと思う。